インフォメーション一覧:イベント トップシェフ3名による製パン講習会を開催いたしました。
トップシェフ3名による製パン講習会を開催いたしました。

2023.12.19更新

2023年11月14日(火) 製パン講習会を開催いたしました。

講師は群馬県より「grand bois 高木宏直シェフ」 「政次郎のパン 大島政次郎シェフ」

「ヴァンダラスト 大村田シェフ」の3名をお招きしての豪華な講習会となりました。

「永く愛されるパンには理由がある」と言うテーマで、3店での不動の人気アイテムを筆頭に

ハード系から焼き菓子まで、数多くのパンを勉強させていただきました。

高木シェフのライ麦を使用したドイツパンは迫力満点で、その見た目、ボリューム、香り、そして味に引き付けられました。プレッツェルはシンプルな配合にこだわり、プレーンがとても人気です。

また、アレンジも可能でチーズを乗せたプレッツェルもご来場者の皆様の目を引き付けておりました。

大島シェフもライ麦を使用しており、ドライフルーツを練り込んだパンはバランスが絶妙で格別の味わいでした。

また、リュスティックやスコーンは手混ぜで製造が可能で、中に入れる具材を季節ごとに変えることもできるので生産性が良い商品とのことです。

スタッフとの関係性や商品開発のお話もあり、大変参考になりました。

大村シェフはフランス生地から取り分けたバラエティのパンのお話が印象的で、その販売方法や売り値の考え方が大変勉強になりました。

デニッシュでは「仕込みの方法、一つの作業を変化させることでパンの見た目の印象が変わり、購買意欲を上昇させる」とお話頂き、丁寧な仕事の大切さを学びました。

調理パンも季節により具材を変えたりと、お客様を飽きさせないための工夫がとてもわかりやすかったです。

 

3名のシェフが行う企画として、今回は3店のバゲットを紹介して頂きました。

「バゲット」と一言で言ってもお店により様々な違いがあり、小麦粉・時間・製法によりどのように違いが出るのか、という点も楽しんで頂きました。

更に、大村シェフの作るパネトーネを動画にてご視聴いただき、ひとつのパンにここまでの時間と手間をかけて製造していること、その向き合い方の大切さを教えて頂きました。

 

3名のシェフに共通する考え方として「粉の選定から食材の見極めまで、都度良いものを取り入れる」という点があります。「古き良き」も大切にしつつ、新しい良い食材にも目を向けて特徴を掴み、自信のパン作りを日々研鑽している様子が伺えました。

そんなシェフたちの作るパンだからこそお客様に永く愛されるのだと、私たちにとっても学びの多い講習会となりました。

 

 

ご来場いただきましたお客様、Zoomにてご視聴頂いたお客様、誠にありがとうございました。

また、今回ご協力を頂きました日清製粉(株)様、日東富士製粉(株)様、ありがとうございました。